本年最後の探索にレチナハウスに行きました。
いつもの常連メンバーで店が賑わっています。
特に何か買いたいということではありませんが、実質レチナハウスの最終営業日です。
いつものように常連メンバーと挨拶を交わし、委託品を中心に見ていきます。
そして、常連メンバーと近所の居酒屋に。
そこで標記のレンズを持ちかけられました。値段は仲間内価格なのでリーズナブルです。
特に欲しいというレンズではありませんが、安さに釣られてしまいました。
コムラーのレンズは造りが良いのですが、写りは当時の国産レベルです。
このレンズは新品時代も安さで勝負のレンズでした。
今時のレンズには絶対無いポワーンとした写りが特長(欠点か?)のレンズです。
教訓 写らないレンズも今となっては貴重
エクターのフードを買いにレチナハウスに行きました。
この前日と前々日がレチナハウスのセールだったのですが、行くことが出来なかったので
セール品の落ち穂拾いも兼ねてです。
セール品の残りが若干あります。特にライカフレックスSL2MOTは綺麗な品でした。
レチナハウスのM月さんも盛んに奨めますが、買うかどうかよく考えなければいけません。
考え無しの買い物が私の欠点です。
2日間じっくり考えましたが、やはりあれはお得だと思い、R用のレンズをテスト用に2本持参して買うつもりになりました。行く前にレチナハウスのホームページを見たところ、本日の新入荷のコーナーにライカM2のオリジナルブラックペイントが入荷したとなっているではありませんか。
レチナハウスに到着し、新入荷の棚を探しますが、いつものところにありません。
新入荷の棚は奥の一角に移動していました。売れてしまったのかと一瞬思いましたが、ありました。
とりあえず出してもらい、チェックします。ファインダーやシャッターはオーバーホールしたということで快調そのものです。外観は値段が安いのでこんなものでしょう。
オリジナルかどうかの番号の確認もして、確かにオリジナルであることが分かりました。
ほんの数十秒だけ考えましたが、空しい抵抗でした。
土曜日に受け取りの約束で取り置いてもらうことにしました。
本来の目的であったSL2MOTに持参したRのレンズを装着し、覗いてみましたがこれも良い物でした。
さすがに綺麗な良い品です。でもM2の受け取りを考えて断念しました。
教訓 思惑と実際はたびたび喰い違う
カードン用の標準レンズであるコダックのエクターは銘レンズといわれています。
カードンは既に手に入れてましたが、エクターは気長に探そうと考えていました。
ところが、願望が通じたのか出てくるものです。eBayに出ました。
その時点でのビッドは700ドル位です。日本ではレンズだけで10万はします。
ボディとこみならば最低20万コースです。
ところがこのカードン、皮が全て剥がれていますので、それで安いようです。
アメリカの軍人が使っていたとのことです。
これは、大変お得ですが、高く落札では元も子もありません。とりあえず少し高い値段を付けました。
すぐにひっくり返されました。これを2回ほど繰り返すと、締め切り時間が2分前になりました。
私がハイビッダーです。この2分間はホントに長く感じました。ついに締め切りになりました。
ビッドヒストリーを見ますと、2番ビッダーは私と同じ金額でした。ラッキー。
結局かなりお安く手に入れることが出来ました。
しかも、このセラーはきちんとしたセラーで、割と早く送ってくれました。
アキュラのズームファインダーが一緒に付いていました。
教訓 レンズのより良きリアキャップはボディなり
このレンズはニコンの価格の低いカメラに付いていた標準ズームです。
軽い標準ズームが欲しかったので、丁度いいタイミングでした。
これも新宿で定期的に行っているカメラの集いのオークションで出てきたものです。
値段も激安にして頂いたので、助かりました。
しかし、このレンズ、元来安かった物ですが、作りもそれなりのもので、外装はプラスチックでヘリコイドはスカスカ、とてもMFでは使う気にはなりません。
写りは価格以上の価値があると思いますが、やはりそれなりのものです。
教訓 プラはどこまで行ってもプラスチック
カメラ仲間は有り難いものです。
標題のカメラは全て仲間から激安で譲っていただいたものです。
カードンは大阪に出張したおり、某外資系の飲料関係の企業に勤めるKさんと飲んだ際、譲っていただけることになりました。
M4は電脳系大手に努めているMさんから、ヤシカYFは専業主夫のOさんからですが、これも元々はMさんの持っていたものです。
この3台に関しては、井の頭公園で撮影を行い、その後公園入り口の某飲み屋でカラシ和えや焼き鳥を食べながらクラカメ談義のオフです。そこで受渡を行いました。
その日の夜は新宿で別のオフもあり、そこのオークションでキヤノンL2も超激安で手に入れました。
帰りのカメラバッグの重かったこと、重かったこと。
翌日、1日かがりでこれらのカメラを磨き上げました。
教訓 出物はまとまって出て来ることがある。
レチナハウスの委託品にあったモノです。
ヘキサーRFの発表以来、ミノルタCLEの出物が増え、価格が下がってきたようです。
このカメラの最大の欠点は露出計やシャッターの修理がメーカーであるミノルタでは出来ないという点でしょう。
露出計に関しては一部のカメラ店で取り扱うようになりましたが、電子シャッターはお手上げのようです。
ロシアンルーレットのようなカメラですが、AEが使える小型Mマウント機ということでに人気がある一台です。
この委託品は大事に使っていたようで、銀一のケースに入っていて、凹みやキズがありません。綺麗な委託品です。同時に出ていた他のCLEと比較すると一目瞭然です。
また専用ストロボが付属しています。これもこの頃なかなか手に入り辛くなってきたモノです。
値段は銀座価格の3分の2ということで即買いしました。
Mロッコールは同じモノが2本になりましたので、仲間に転売しました。
これを買った後、店内でカメラ仲間からローデンストックヘリゴンを安く売りますという申し出を受けましたが、
涙を呑んで断念しました。
ローデンストックヘリゴンはその後、店に出された瞬間に売れたようです。
教訓 幸あれば不幸あり
エルマリートR28mmはライツのレンズとしては寿命の長かったレンズです。
現行のレンズとは違いフードが別付けのものです。
フードが無かったので、まぁまぁの安さで落とせました。
元箱付きで全て込み国内の半額程度でした。専用フードはその数日後、海外通販で安く手に入りました。
2カムなので3カムに改造するつもりです。
写りは開放では甘いですが、少し絞ると凄みが加わるレンズです。
現行よりも良いという人もいます。
被写体が浮き出るようなライツ特有の立体感のある写りをします。
このセラーは親切で良い感じでした。
教訓 元箱付きはなんだかリッチ
このAFニッコール80mmはF3AF用に発売されたレンズです。
あまり売れなかったらしく、中古屋さんでも多くは見かけません。
またAFとして使えるボディはF3AFの他にF4だけということもあり、人気がないレンズです。
F4を持っているので安く出たら一本欲しいと思い、そのままになっていました。
ある日、何気なく入った秋葉原のマップカメラにこのレンズが安く出ていました。
じっくり観察すると殆ど新同品です。
値段もリーズナブル。即買いしました。
家に帰り、F4に装着するとレンズ内モーターの為か、フォーカスが早いのです。
現行のAF−Sレンズは分かりませんが、標準ズームと呼ばれているモノより明らかに早く、音が静かです。
また、マニュアルもスカスカでなく、通常のMFレンズのような感じです。
写りも、明るさに無理がないせいか良く写ります。秀逸なレンズでした。
教訓 アメリカンカラーはこってり色
ニコンのF一桁シリーズは大変良くできたカメラですが、
使いづらい点もあります。FからF3に関する使いづらさの一つに
アクセサリーシューが無いということがあります。
別売のガンカプラーを使わなくてはなりませんが、巻き戻しレバーが
塞がれてしまいます。
F3用には巻き戻しレバーを塞がない、ガンカプラーがあります。
それがAS−7です。
これはTTL調光は出来ません。新型のガンカプラーはTTL調光もできるのですが
初期不良があった関係で在庫がないとのことです。
あきらめて外光オート用にこのAS−7とTTL調光用にサンパックのDXシューを買って戻りました。
教訓 DXシューは便利
いつの間にか、手元に4本のドイツ製の35mmLマウントレンズが集まってしまいました。
ところがライツのものは1本もありません。
これはいかんということで、ライツ製の35mmレンズを1本手に入れたくなりました。
35mmというとエルマーかズマロン、もちろん高価なレンズにはズミルクスもありますが、
それはパス。ズマロンのf3.5のものはMマウントで所有しているので、写りは分かっています。
ならば、エルマーかとも考えましたが、形態が好きなのでズマロンにしました。
形態は34mmの方のタイプが好きなので、f2.8やf3.5の後期型は駄目です。
探していたら、eBayに出てきました。
3万円以内に押さえたいので、送料や消費税も考えビッドしました。
特に競ることもなく落ちました。
ただ、この売り手なかなかイヤな奴でした。何がイヤかと言いますと、こちらのEメールを良く読まないで
色々なことを言って来るのです。曰く「いつ送金したとか、送った方法はとか」挙げ句の果てにはネガティブ
にするぞとか脅かしてくるのです。
こちらも最初は「既に送金したので送金日と送金方法を○○日のメールで連絡した。」と穏やかにメールしましたが、何回もくるのでブチ切れて最後には「お前は英語を読めないのか、何語なら読めるのかね」と書き送ったら「旅先だったのでメールが読めなかった。」と言い訳してきました。読めないのにメールだけ送れるのも
変な話ですが。
モノが届きましたが、外観は美品、レンズもキズ無しだけどゴミ入りということで満足度は中の下と言うところ
でしょうか。品物が届いたよというメールでタップリ嫌みを書いて送りました。
教訓 詐欺でなかったことが幸い
この日は京王中古市の初日です。
中古市が京王デパートで開催されるのは初めてです。いつもの伊勢丹より会場が広い為
ゆっくり見ることが出来ます。
今回、特にこれが欲しいといったものは無いのですが、色々な品物を見るだけでなく、仲間に会うことが
一つの楽しみです。
結果は上にあるように、フード2種とF3用にマイクロレンズを1本買いました。
仲間と昼食をとり、情報を交換しましたが、どうも今年は不作のようです。
昼食後、若干の本を買いロマンスカーで箱根に出張と相成りました。
教訓 中古市はおまつり
ニコンのF一桁シリーズはFからはじまってF5まで、使い心地は別として、
カメラの王者の風格があります。F5とF3が現行ですが、現行品はいつでも買えるので
手に入れる機会は製造中止後かとも考えていたのですが、安い出物を見た途端、
グラグラと来てしまいました。新同品が定価の3分の一です。
思いの外、コンパクトで手にぴたりとなじみます。巻き上げはこだわっただけ有り、スムーズです。
ちなみに巻き上げのスムーズさを私見で選ぶと、一眼レフではライカR3>R4>F3>SL>F2>F
の順だと思います。ちなみにライカR3とR4はミノルタの1眼レフがベースです。
ニコンF3はライカのM型を目標にしたとのことですが、十分目標は達成できたと言えるしょう。
AEはやはり便利です。ただ、露出補正がやりづらいのが最大の欠点です。
教訓 現行品の中古は値段と程度で選ぶ