レオタックスF

レンズはトプコール5cmf3.5 沈胴タイプ

 当時のレオタックスの最上級機。 
レオタックスKと比較するとスローと1000分の1のシャッターがついています。レンズは沈胴トブコールF3.5です。 シムラーの沈胴と全く同じ形です。レオタックスはこの型からダイキャストボディを採用し、距離計とファインダーが近接しました。ライカに遅れること十数年です。 
当時の国産ダイキャスト技術の制約からライカ IIIFと比較して横と縦に3mmほど大きくなっています。
 
 国産ライカコピー機の中で、同一シリーズにおいて上級機、中級機、廉価版と3つの機種を出していてのはレオタックスだけだったと思います。ダイキャストボディーを採用したレオタックスFとTとKです。
その後、後継機にあたるFV、TV、K3も3機種が発売されていました。
 
 1999年の松屋の中古市では、前から欲しかったレオタックスFを手に入れました。
以前にKを手に入れ、レストアしてありましたので、あとTを入れれば3兄弟の揃い踏みということになるのですが、昔はどこにでもあった機種ですが、この頃はなかなか見かけることがなくなりました。
  あったとしても、適価で程度のいい物にはまずお目にかかれません。
  某○共カメラにあった物は程度はまぁまぁでしたが、10万の値付けでした。うーんビックリです。今回手に入れたFは値段が安かったので、外観はそれなりの物ですが、シャッター音が「手入れ」されている音なのです。
  家でボディを磨きながら、中を見ると、ロスの修理業者のシールが貼ってあります。しかも修理した年が書いてあるのですが、199まで読めますので、ここ10年以内ぐらいにオーバーホールか修理された物のようです。
小谷メンディングさんでオーバーホールされた私のKと比較してもシャッター音等が滑らかです。
M3に追いつくことはできなくても、何とかIIIFには追いつきたいという悲願のようなものが、ひしひしと伝わって来ますが、操作の滑らかさやメッキ、精密感がいまいちなのが残念なところです。
  それでも私はこのカメラが好きです。
なぜなら私と同じ東京の下町に長男として生まれ、海外にまで出稼ぎに行き、多分幾多の嵐をものともせず生きながらえてきたのですから。いずれTも手に入れて3兄弟の揃い踏みもさせなくてはなりません。

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