Lmount Normal Lens

 

Pentax L43mm F1.9 Special

旭光学が初めて作ったLマウントレンズ。 旭光学は過去一度も、Lマウントレンズを製作したことはなかった。このレンズ、元々は一眼レフ用だが、それにしても良くLマウントレンズを製作したなと感 心してしまう。このレンズには秀逸なファインダーが添付されていた。レンズは現代レンズ以外の何も のでもない。
Ektar 47mm/f2

コダックが作ったカードンの標準レンズ。民生用と軍事用 と2種類あるが光学的には同じもの。ピント調整用のギアがついているが、民生用は10時の位置にギアが来る。軍事用は2時の位置にギアが来る。開放では渦 巻き上にグルグルするが、少し絞るとキリッとしたシャープさになる。アメリカンテイストともいうべき色乗りがスゴイ。

Elmar 50mm/f3.5 
Red Scale

ご存じライカの標準レンズとして、名高いエルマーであ る。それまでのエルマーと比較して、距離スケールが鏡胴に移り、鏡胴からマウント部に被写界深度目盛りが移り、赤色で刻印されている。日本で赤エルマーと 呼ばれていたのが、海外でもそのままレッドスケールと呼ばれるようになった。写りはすこぶる現代的な写りをする。

Elmar 50mm/f2.8

ライカIIIGの標準レンズとして、発売された。それま での赤エルマーに比較して、新種ガラスの採用により、明るさをf2.8にすることが出来たという。写りは赤エルマーに類似した写りであるが、鏡胴内の突起 が省略されているため、逆光には弱い。

Summicron 50mm/f2 (collapsible)

ズミタールに代わり発売されたf2の標準レンズ、当初は ズミタールとして発売される予定が、あまりの高性能にズミクロンと改名されたという。空気レンズが採用され、コマ収差が大幅に低減された。写真のレンズは 92万番台のいわゆる放射能ズミクロンである。
詳しくは「ライカレンズ完全ガイド」を参照すること。
 

Summarit 50mm/f1.5

クセノンの後継として、発売された当時のハイスピードレ ンズ。開放では、フレアーも多く、甘さが感じられるレンズであるが、絞るにつれ全く別物であるかの如くシャープになっていく。クセノンの鏡胴をさらに洗練 させたズマリットの鏡胴は国産レンズなどにデザイン的な影響を与えた。

Velostigmat 50mm/f3.5 (collapsible) Wollensack

ライカスタンダートの標準レンズとして、ニューヨークラ イツが供給したもの。第2次世界大戦後、エルマーの生産が間に合わないため、ウォーレンサック社に製造を依頼したもの。エルマーに極めて良く似た写りをす るが、アメリカンレンズの常として色乗りが素晴らしい。

Cannon 50mm/f2.2

キヤノンのLマウント最後期、つまりキヤノン7と同時期 に発売された廉価版標準レンズだが、殆どが海外に輸出されたため、国内で見かけることは多くない。開放値に無理がないためか、良く写るレンズである。値段 も比較的安価であるので、買っておいて損はないレンズである。
 

Cannon 50mm/f1.8

キヤノンの誇る銘標準レンズである。写りはとても良い。 問題は、レンズの材質によるものか、とても曇りやすい個体が多いことである。

Cannon 50mm/f1.2

キヤノンのLマウントでは最も明るいレンズ。
(0.95のレンズは独自バヨネットでスクリューマウントでは ない。)開放では若干のフレアーを伴うが、十分実用になる。絞るにつれ別のレンズであるかのようにキリッとシャープになってくる。フードは穴があいている キヤノンのLマウントでは唯一のものであるが、このフードがなかなか出てこない。また、あったとしてもとても高価である。フードは新宿のきむらにサード パーティーのものが時々出てくる。オリジナルにこだわりがなければこちらのほうが安いのでお薦めである。

Topkol 50mm/f3.5
(rigid)

レオタックスKの標準レンズとして発売された3群4枚の テッサータイプのレンズ。鏡胴はアルミで安っぽい作りだが、写りはあっと驚きの写りをする。色乗りも良い。個人的には赤エルマーより写りは優れていると思 う。

Topkol 50mm/f3.5
(collapsible)

シムラー銘のものをトプコールに名称変更したもの。
外観はエルマーのそっくりさんだが、3群4枚のテッサータイプ であり、エルマーとは絞りの位置が違う。上記のトプコールとは光学的には別のものである。
これも写りはエルマーを超えていると思う。



Nikkor 50mm/
f3.5
 
   このレンズ、昔、eBayでイタリア人からLマウントのマイクロニッコールと勘違いして落札しそうになったことがあった。
約千ドルだったので、マイクロニッコールにしては安いと思ったのだ。勘違いが分かったので、あわてて取り消した。相手ももっと高 く売れると踏んだので、快くキャンセルに応じてくれた。冷や汗ものであった。


Nikkor 50mm/f2

ニッカやメルコンの標準レンズとして発売された。日本光 学製の銘標準レンズ。鏡胴は真鍮でずしりと重いが、作りはとても良い。製造数がとても多いので、市場での価格は安いが、写りはとても良い。モノクロームな ら、現代でも十分に通用する優れたレンズである。

Industar22 50mm/f3.5

ゾルキーとともにやって来たレンズ。外観はエルマーのコピーであるが、レンズ自体はテッサー型であ る。写りは、値段の割には良いという評判だが、残念ながら実際の撮影にはまだ使用していない。作りはなかなか良い。

Jupiter3 50mm/f1.5

ご存知、連製のレンズであり、都内のさる店で新品で購入 した。ゾナー50mm/f1.5のコピーであるが、コーティングがしっかりしているため、なかなかの写りをする。アルミ製ではあるが、鏡胴の作りも悪くな い。ただ、ご多分に漏れずレンズ内部にはアルミの粉が入っている。このレンズは番号からみると1987年製である。

Sonnar 50mm/f1.5

コンタックス用のレンズをライカマウントとしたも
の。当時の東ドイツが外貨を稼ぐために作ったと言われているが 定かではない。一部の本によるとソ連製だという人もいるが、とても信じることは出来ない。
銘がカールツァイスイエナと入っているからである。
上記のジュピターレンズのオリジナル、このレンズはキヤノンや ニコン、トプコールなど日本のレンズにも多大な影響を与えた。

Trigon50mm/f2.8

スーパーパクセッテ用のレンズをLマウントとしたもの。 格別に写りが良いわけではないが、ボケが柔らかく、ボートレートに使うと良いかも知れない。

  Heliar 50mm/f3.5

ベッサTの101年記念モデルと一緒に販売された限定 品、沈胴レンズであるが、工作はなかなか良くできている。

Hexannon 50mm/f2.4

コニカのLマウントレンズの第2弾として発売されたも の。現行のエルマーに良く似た形だが、写りはズミクロンを目標にしたといわれている。実際の写りは蒸留水のような味気ない写りであり、可もなく不可もない 現代レンズである。発売当初、一部のボディやLMアダプターで無限が出ないという問題が続出した。このレンズも修理を受けている。

Hexannon 50mm/f1.9
コニカがレオタックス等のために作成したレンズ。
描写は極めて優れている。現在でもそのまま通用するのではと思わせる。カラーバランスも良い。
このレンズは前期型と後期型に分けられるが、これは前期型である。
Fujinnon 50mm/f1.2

ズノーから始まる大口径標準レンズ開発競争に、フジも追 随した。前期型と後期型があるが、このレンズは後期型である。開放から実用になるが、フレアーはやはり多い。レンズの上にあるリングはフィルターリングで あり、これは珍しいものである
 



Nokton 50mm/f1.5
フォクトレンダーの名(迷)カメラであるプロミネントの標準レンズ、ノクトンをLマウントにしたもの。プロミネントのノクトンをレ ンズアダプターを使い、ライカで使っている人も多い。
これは純正のLマウントとして発売されたもの。


 

For ALPA Lens

 
Macro Switar 50mm/f1.8 Kern
アルパ用の標準レンズ。
シネ用レンズで有名なスイスの ケルン社が作成した唯一 の写真用レンズ。
標準レンズとしては珍しくアポクロマート補正
がなされている。
 
Macro Switar 50mm/f1.9 Kern
上記のレンズの改良版?
一説によると上記のレンズはアポクロマート 補正に蛍石を使用し、製作コストが高いので 改良型は異常分散ガラスを使用しているとの 噂があるが定かではない。
表紙
M型ライカが好き バルナック型ライカも好き ライカ一眼レフが好き ライカコピーも大好き フォカが好き ニコン一眼レフも大好き その他のカメラも大好き
ライカアクセサリーも好き
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