ライカＣＬ用の標準レンズ。
傾斜カムを使っているため、一部のＭ型では
正確に測距出来ない場合がある。
４０mmとはいうもののさすがはズミクロン。
何とも言えない良い写りをする。
ライツミノルタＣＬ用のロッコールはこのズミクロンと光学設計は同じものだが、一部の硝材が日本製になって
いる。
またフィルター径が３９mmから４０．５mmに変更されている。
(for CLE)
ミノルタＣＬＥ用の標準レンズ。
ライツミノルタＣＬ用のロッコール
と光学系が同じものなのか、改良されているのか
良く分からない。
私の目では写りに関しては、
上のズミクロンと区別は付かない。
傾斜カムではないため、全てのＭ型で
測距の問題はない。
ライカＭ３と共に発売されたレンズである。光学的には赤エルマーと同じだと言われている。内部には逆
光防止用の突起がいくつもあり、古いレンズの割には確かに逆光にも強い。
f8位まで絞ると文句なしにシャープ。
上記のレンズを新種ガラスの採用により、一段明るく出来たという。写りはやはりエルマーであり、少し
絞ることによりシャープになる。逆光防止用の突起が少なく、高さも低いので、残念ながら逆光には決して強くない。専用のＩＴＯＯＹフードを使い、ハレ切り
することが良い作画につながる。
前期型と後期型があるが、これはメートルとフィート併記の後期型。
Ｍ６Ｊと共に発売された復刻エルマーの一般バージョン。
ただ、復刻といってもオリジナルのエルマーの絞り位置が変更になり、テッサーと同じ絞り位置となっている。
写りは現代レンズそのもの。コントラストが強く、そこそこに解像力もあり、色ノリも悪くはない。良いこと尽
くめのようだが、残念ながら立体感が乏しく感じられる。
スクリューマウントのものをＭ３の発売に合わせＭ マウントとしたもの
伝説を作ったレンズ。当時の写真雑誌のテストで驚異的な高解像度を示した。この記録はその後の新しい ズミクロンも、他社のレンズにも破られてはいない。
上記のズミクロンに近接用アタッチメントを組み込んだもの。
近接用アタッチメントを使用することにより４８センチまでの接写が行える。近接用アタッチメントを外せば、
通常のズミクロンと同じように撮影が行える。
(build in food)
現行品のズミクロン。
ＫＥ−７Ａ用の標準レンズ。
４群４枚の構成でf2の明るさをほこる。
ズミクロンのエコノミーバージョンという
ことのようだが、高価な新種ガラスが
使われているという。開放から実用になるが
絞るとかりかりしてくる。
他のライツのレンズとは性格が大きく異なるように思える。
やはり軍用レンズなのかなという気がする。
スクリューマウントのズマリットをＭマウントとしたもの。
開放ではズマリットと区別がつかないほど
写りは似ているが、１段絞るととてもシャープな
写りになる。
現行のズミルクスも光学的には同じものである。
精研削非球面レンズは前期のものは手磨き、後期のものは機械磨きだと言われているが定かではない。
いずれにしても製作コストは高かったと思われる。
開放では若干の周辺減光があり、ボケも渦を巻く。
その程度の欠点を除けば、現在でも十分実用になる
高性能レンズである。
形も含め、写りも現行のズミクロンによく似ている。
フードの出来の悪いのをわざわざ真似する
必要もないのになと思う。
少し前に、発売された新しいヘキサー６０mmと極めてよく似た写りをする。開放から十分に実用になる。その 意味では 現代レンズである。